先端的リハビリテーション

リハビリテーションに有用な先端的な治療法を積極的に取り入れています。

CI療法

CICI療法は、脳卒中や脊椎損傷後の後遺症として残ってしまった麻痺側上肢に対して、集中的リハビリテーションを行うことで機能回復を目指す治療法です。脳卒中治療ガイドライン(脳卒中学会,2004)でも麻痺側上肢の機能改善が期待できる治療法として推奨されています。

CI療法では「患肢が使えないのは、運動を抑制するように条件付けられた学習現象(学習性不使用)である」という考えから、健肢使用の制限と患肢使用の段階的訓練を柱としています。健側の拘束によって強制的に患肢を使用するようになり、日常生活動作に使用する。患肢を使うことで学習性不使用から脱却して機能が向上し、さらにモチベーションが上がるのです。

ボツリヌス療法

ボツリヌス療法(ボトックス療法)は、ボツリヌス菌が作り出すボツリヌストキシンを筋に注射することで、痙縮を安全かつ効果的に軽減することのできる治療法です。当院ではCI療法等別の治療法とも併用しています。

先端的な機器を取り入れたリハビリテーション

上肢用ロボット型運動訓練装置(ReoGo-J:レオゴー)

ReoGo-JReoGo-Jは、コンピューター技術とロボット工学を応用した上肢用ロボット型運動訓練装置で、患者様の機能障害の程度に合わせて適切な可動域で安全に訓練が行えます。自主訓練にも使用でき、必要な訓練量を確保できます。

効果としては、特に肩、肘の動きを改善するという報告がされています。また、療法士による訓練とReoGo-Jを用いた訓練を併用すると、より効果を得やすくなるという報告もあります。当院では脳血管疾患の患者様を対象に様々な効果を検証しております。

歩行神経筋電気刺激療法(Walk aide:ウォークエイド)

walkaid機能的電気刺激療法の一つで、主に片麻痺患者さまの歩行能力改善を目的に使用しています。歩行中の下腿傾きをセンサーが感知し、歩行中に適切なタイミングで電気刺激を行える画期的な装置です。walkaid

経頭蓋直流電気刺激療法(tDCS)

電磁石の働きにより、脳内の細胞を活性化させます。脳梗塞やパーキンソン症候群、筋萎縮性側索硬化症などで効果を発揮することが期待されます。

Gentle Stim

干渉波刺激により、嚥下(飲み込む)時の嚥下反射を起こしやすくする機器で、脳卒中後の嚥下障害では、回復が早くなったと報告されています。

エチュードボー

麻痺や骨折等により下肢荷重感覚を再学習するため、視覚的・聴覚的フィードバックを用いて段階的に荷重量が調整できる機器です。

ストレングスエルゴ

コンピューター制御されたストレングスエルゴによる両下肢の運動訓練は、歩行時の筋電パターンに近く、障害のある運動制御機構(motor program)に対する訓練をアシスト機能により円滑に行える機器となっています。

部分免荷トレッドミル歩行練習(BWSTT)

ハーネスを用いて身体を上方に懸垂し,体重の一部を免荷した状態でトレッドミル上を歩行する課題指向型の歩行練習です。脳卒中治療ガイドライン2009においてグレードBとなっています。特徴は,平地歩行が困難な状態であっても早期から歩行練習が可能なこと、長距離の歩行練習が可能なこと、左右対称な歩行動作での歩行練習が可能、ハーネスで体幹を支えられているため転倒の危険性が低く、対象者の個々の能力に応じて荷重量や歩行速度・介助量などを容易に調節することができます。

HANDS療法(MURO solition)

HANDS療法は、脳卒中で麻痺した手や指の動きの改善を目指す治療法です。固定装具と随意運動介助型電気刺激装置(IVES:アイビス)を装着し、一定期間集中的に使用することにより、動きの改善や生活の中での実用性を上げる訓練方法です。当院では、CI療法と併用しながら実施しています。

関西リハビリテーション病院

〒560-0054 大阪府豊中市桜の町3-11-1   06-6857-7756(代表)