06-6857-7756
当院は、全国で不足しているリハビリテーション科専門医の教育に力を入れていく方針です。 日本リハビリテーション医学会が認定するリハビリテーション科専門医資格取得まで、様々な形でバックアップします。
治療医学が進歩し、高齢化社会への進行が加速していく中、ますます、「疾患・障害を有しても、最高のQOLを追及したい」という患者様のニーズが増加しています。患者様のQOL向上を究極的な目標とするリハビリテーション科は、まさに時代が求めている診療科と言えます。 リハ医学会の専門医は広い範囲の疾患を経験する必要があり、現実には多くの病院で患者様の疾患の内容等に偏りがある現状を考慮すると、比較的取得の難しい資格であります。 関西リハビリテーション病院リハビリテーション科は、2005年7月に開設した北摂で有数の規模の回復期リハビリテーション病院であり、患者様の、身体機能、日常生活の活動、社会的な参加レベルを可能なかぎり回復させるための体制が整備されています。また、理学療法・作業療法・言語聴覚療法を担当する療法士数も当院全体で120名と、大阪府内でも有数のスタッフ数をそろえています。2009年7月からは新千里西町に篤友会リハビリテーションクリニックを開設し、在宅リハ・外来リハなどの地域の維持期リハにも踏み出し、継続的に患者様をフォローすることが可能となりました。 もちろん、日本リハビリテーション医学会の研修施設も取得しており、これから全国で不足しているリハビリテーション科専門医の教育に力を入れていく方針です。当院は兵庫医科大学リハビリテーション科の関連病院でもあり、希望に応じて、関連施設(兵庫医科大学西宮本院・ささやま医療センターなど)で研修(検査・急性期リハビリテーション・維持期リハビリテーション)も可能です。
我々の理念・教育方針の基本は以下の3つを研修において身につけることです。
ご希望があればさまざまなコースのご用意に応じますので、お気軽にご相談ください。研修期間終了後も、当院に勤務を継続されるのは大歓迎です。大学またはその関連病院に赴任することも可能です。
女性医師の育児支援のための短縮勤務(朝10:00から昼16:00まで)で、回復期病棟担当医師募集もしています。s
2023.7.1
第60回日本リハビリテーション医学会学術集会
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患後に急性横断性脊髄炎を呈した一例
豊田 奈央
2023.7.1
第60回日本リハビリテーション医学会学術集会
自己免疫性GFAPアストロサイトパチーによる高次機能障害に対してリハビリテーション治療を施行した一例
奥村友香
2023.6.30
第60回日本リハビリテーション医学会学術集会
当院で回復期リハビリテーションを実施した右尾状核出血の1例
三好 正浩
2023.6.30
第60回日本リハビリテーション医学会学術集会
頚部神経鞘腫の開頭腫瘍摘出術後に嚥下機能訓練を行った1例
岡田 祐和
2023.6.29
第60回日本リハビリテーション医学会学術集会
オルソボットを使用して歩行学習支援を行った左視床出血の1例
金谷 実華
2022.6.25
第59回日本リハビリテーション医学会学術集会
当院における骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折患者とそのリハビリテーション効果に影響する因子の検討
山内健
2021.6.12
第58回日本リハビリテーション医学会学術集会
認知機能が大腿骨近位部骨折患者のリハビリテーション結果に及ぼす影響の検討ー運動FIM各項目についてー
岡田薫佳
2019.11.20~22
第4回日本リハビリテーション医学界秋季学術集会
リハビリテーション医療効果が得られた急性自律神経感覚性ニューロパチー(AASN)の1例
數藤芙彌
2019.6.11~14
第57回日本リハビリテーション医学界学術集会
認知機能障害が大腿骨近位部骨折患者のリハビリテーション効果に及ぼす影響の検討
岡田薫佳
2019.6.11~14
第57回日本リハビリテーション医学界学術集会
高齢心不全患者に対し回復期リハビリテーションを行い在宅復帰に至った一例
數藤芙彌
2018.11.4
第2回日本リハビリテーション医学会秋期学術集会
胸髄損傷を呈し各部署が連携を行った症例
岡田豊次
2018.11.3
第2回日本リハビリテーション医学会秋期学術集会
当院回復期リハビリテーション病院で判明した人口関節周囲感染の検討
関村研之
2018.11.2
第2回日本リハビリテーション医学会秋期学術集会
アウトカム評価の導入後、脳、整形、廃用疾患の各群で,在棟日数は短縮,FIM利得は増大、実績指数は改善した
稲田啓次
2018.6.29
第55回日本リハビリテーション医学会
アウトカム評価導入後当院の回復期リハビリテーション病棟のFIM利得率は向上し入院期間は短縮した
稲田啓次
2018.6.28
第55回日本リハビリテーション医学会
当院における胃ろう増設時の休薬状況
三好正浩
2018.6.28
第55回日本リハビリテーション医学会
回復期リハビリテーション病棟の回復期対象外患者への利用の意義について
関村研之
2016.6.11
第53回日本リハビリテーション医学会学術集会
ギランバレー症候群の手指伸展拘縮に対し装具療法を行った1例
波戸本理絵
2016.6.10
第53回日本リハビリテーション医学会学術集会
CI療法介入前後における球面座標解析を用いた手関節運動の計測・解析の試み
松本憲二
2016.6.10
第53回日本リハビリテーション医学会学術集会
60名のリハビリテーション患者のFIM利得率の検討
稲田啓次
2016.6.10
第53回日本リハビリテーション医学会学術集会
当院における廃用症候群の栄養評価とFIM改善率の検討
井坂雅子
2016.3.20
第40回日本リハビリテーション医学会近畿地方会
重度の薬剤性嚥下障害から長期間の嚥下訓練により経口自立となった1症例
岡田豊次
2016.3.20
第40回日本リハビリテーション医学会近畿地方会
有痛性強直性痙れんに難渋した視神経脊髄炎に対するリハビリテーションの経験
森佐保
2016.3.4
回復期リハビリテーション病棟協会第28回研究大会
当院における「とろみ」の基準について(嚥下造影検査も含め)
三好正浩
2015.9.12
第39回日本リハビリテーション医学会近畿地方会
頚椎骨棘による嚥下障害を合併したコルサコフ症候群に対するリハビリテーションの経験
清家美恵子
2015.5.28
第52回日本リハビリテーション医学会学術集会
当院におけるWalkAide Rの使用状況とその効果について
清家美恵子
2015.5.28
第52回日本リハビリテーション医学会学術集会
当院におけるBWSTT使用の現状と効果について
森佐保
1.専門医養成コース
日本リハビリテーション医学会専門医取得には、認定研修機関での3年間の研修が必要で、3年間研修の後、4年目の最短で専門医を取得するコースです。
1年目
入院患者さんをスタッフ医師の指導のもと、受け持ち(能力に応じて20人くらいまで)、基本的な診療態度を身につける。
主に回復期病棟の脳血管疾患、運動器疾患の診療経験を積む。
リハ医に必要な基本的検査(筋電図検査、嚥下造影検査、膀胱機能評価)を指導医のもとに施行し手技をマスターする。
リハ医学会地方会での症例報告を行う。
2年目
筋電図検査、嚥下造影検査、膀胱機能評価などの検査を単独で施行し、評価することができる能力を身につける。
関連施設での研修を含む症例のバリエーションを増やし、専門医取得に必要な症例を網羅する。
リハ医学会学術集会での発表を指導医の指導のもとに行う。
発表した内容を指導医の指導のもとに論文化する。
コメディカルの指導を行う能力を身につける。
3年目
次年度の専門医取得に向け、さらに経験を積む。
他科からのコンサルテーションに的確に応えることのできる能力を身につける。
若手医師の指導をする能力を身につける。
単独で学会発表、論文執筆をする能力を身につける。
2.回復期担当医師コース
専門医取得までは希望、キャリアとしてリハビリテーション医師の仕事をしたい、学びたいと考えている人に、ご希望に応じて1年~2年でのコースをご用意しています。
1年目
主に脳血管疾患、運動器疾患の回復期病棟の入院患者さんを受け持ち(スタッフ医師の指導のもと、能力に応じて20人くらいまで)、基本的な診療、リハ処方を身につけ、リハチーム運営に携わる。
回復期のリハ医に必要な基本的検査(嚥下造影検査、膀胱機能評価)を指導医のもとに施行し手技をマスターする。
2年目
回復期病棟のリーダーとしてリハチームの運営を行う。
嚥下造影検査、膀胱機能評価などの検査を単独で施行し、評価することができる能力を身につける。
リハ関連の各種学会での発表を指導医の指導のもとに行う。